2024年10月23日 20時00分

ロングパスが届かない理由とは？

U-12バスケットボールでロングパスを正確に届かせるのは、特に成長期の選手にとって難しいことです。よくある悩みとして、「力いっぱい投げているのにボールが届かない」「ターゲットに向けて正確に投げられない」といった声が聞かれます。では、ロングパスがうまく届かない原因を見ていきましょう。

腕の力だけでパスを出している

ロングパスが届かない大きな理由の一つは、腕の力だけでパスを出していることです。多くの選手が、ボールを遠くに飛ばそうとする際に、腕の力だけに頼ってしまいがちです。しかし、これでは十分な飛距離を得ることができません。バスケットボールでは、体全体を使ってパスを出すことが重要です。

正しいフォームが身についていない

ロングパスを成功させるためには、正しいフォームが必要です。パスの出し方や体の使い方が誤っていると、いくら力を入れてもボールが届かないことがあります。肩や腰の回転が不足していたり、手首の動きが硬いと、ボールにしっかりと力が伝わらず、ターゲットに向けてパスを送るのが難しくなります。そこで、次にロングパスを届かせるための基本ポイントを確認しましょう。
 

ロングパスを届かせるための基本ポイント

ロングパスをしっかり届かせるためには、腕だけでなく体全体を使って力を伝える必要があります。また、正しいタイミングとリリースポイントを意識することで、より効果的にパスを成功させることができます。

体全体を使って力を伝える

ロングパスを遠くに飛ばすためには、体全体を使ってボールに力を伝えることが重要です。肩と腰の回転、そして足の踏み込みを連動させて、パスに十分な力を加えます。たとえば、右手でパスを出す場合、左足を前に出して踏み込み、体全体でボールを押し出す感覚を意識すると、自然と飛距離が伸びます。

ただし、体の動きがぎこちないとパスが安定しないため、まずはリズムよく体全体を使う練習を行いましょう。それから、次にタイミングとリリースポイントを意識することも大切です。

タイミングとリリースポイントを意識する

ロングパスのリリースタイミングが早すぎたり遅すぎたりすると、パスが上手く届かないことがあります。リリースの理想的なタイミングは、腕が伸びきる瞬間です。ここでボールを放つことで、最大限の力をボールに伝えられます。また、手首を柔らかく使ってスナップを効かせることで、ボールにスピンがかかり、安定して飛ばすことができます。

このリリースの感覚をつかむためには、繰り返し練習を行うことが必要です。では、具体的にどのような練習を行えばよいか、次のセクションで見ていきましょう。
 

ロングパスを改善するための効果的な練習法

ロングパスを改善するためには、段階的な練習や筋力トレーニングを取り入れることが効果的です。ここでは、具体的な練習方法をいくつか紹介します。

近距離から徐々に距離を伸ばす練習

まず、近距離からパスを行い、徐々に距離を伸ばしていく練習を取り入れましょう。最初は短い距離で正確なフォームとリリースを確認し、少しずつ距離を広げながら、同じフォームでパスを出す練習を繰り返します。この練習を行うことで、体全体の使い方やリリースのタイミングを身につけることができます。

また、距離を伸ばす際には、無理に力を入れずにリズムを意識しながらパスを出すことが重要です。体の動きとフォームが整えば、自然と飛距離が伸びるでしょう。

筋力トレーニングでパスの強さを向上させる

ロングパスを強く、遠くまで飛ばすためには、肩や腕、そして体幹の筋力を鍛えることも大切です。特に、肩や腕の筋力が不足していると、パスの距離に影響が出やすいため、筋力トレーニングを取り入れることで、パスの強さを向上させることができます。

たとえば、軽いダンベルを使ったトレーニングや、メディシンボールを用いた体幹トレーニングが効果的です。これらのトレーニングを日常的に行うことで、ロングパスに必要な筋力を向上させることができます。次に、まとめとしてこれまでのポイントを振り返ってみましょう。
 

まとめ

U-12バスケットボールでロングパスが届かない原因は、腕だけに頼ったパスや、フォームの誤りなどが挙げられます。体全体を使って力を伝えること、リリースポイントとタイミングを意識することが重要です。また、段階的な練習や筋力トレーニングを行うことで、より遠くへ正確にロングパスを届けることができます。これらのポイントを押さえて、ロングパスを成功させましょう。